スズメの頭部 創作メモ その1



今回は、スズメの頭部を創作したときに考えていたことについて
書こうと思います。




スズメの頭部の折り手順が創作過程の順番に近いため
その折り方を決めたときに考えていたことを説明するのに
適したものだと思い、簡易的な写真折り図と一緒に、
そのときに考えていたことを書くことにしました。
読みながら実際に折っていただけると
よりわかりやすいのではないかと思います。




まず、22.5°の素の角から折り始めることにしました。
素の角から折ることができれば、胴体との接続が楽になるため、
素の角から折ることができる頭部にしたいと考えながら折っていました。



スズメの頭部を折るうえでインサイドアウトが重要だと考えていました。
そのため、まず頭部を上下のインサイドアウトにしようと考えました。



正方形の角の部分を嘴にしようと思い、中わり折りしました。



カドを谷折りしました。このカドで目を作ろうと考えて折ったのですが、
意図せず上下のインサイドアウトの境界線を曲げることができたので
目は違う部分でつくることにしました。


見る向きを変えました。



谷折りした部分にヒダがあったので、そのヒダで目をつくろうと思い
引き出してみました。



しかしこのヒダで目を作ることができず、なんとなく広げてつぶしました。
すると頬の模様が出来ました。これはキャリコさんのオカメインコの頬のような折り方です。



頬の模様の整形と同時に、上下のインサイドアウトの境界線が曲線に近づきました。



嘴のカドを引き出すように折りました。
同時に後頭部を丸めることができました。
頬の模様を折ることができましたが、目を折ることができていません。
残りの領域が減ってきて、嘴となる角の根本しかなさそうです。

その2へつづきます。

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